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たまには普通に男ユーリで。ジュディスとユーリ。
やまなしおちなしいみなしでも宜しい方は続きからどうぞ。
やまなしおちなしいみなしでも宜しい方は続きからどうぞ。
まだ、早朝と呼んで構わないだろう朝もやの濃い時間。
習慣といえば習慣、何とはなしに宿の外に出て空を見上げ、ナギーグでバウルと挨拶を交わすのはジュディスの癖だった。
大分昔から、ずっとともに居た相棒と、流石にこうして街の中まで一緒にいるわけには行かないので、少し前までであれば隣に眠っていた彼におはようと呟けばすんだ挨拶なのだが。
流石にまだ眠っている仲間たちを起こすのも可哀想なので、散歩も兼ねてこうして出てくるのだ。実際、元々散歩はそれなりに好きだった。朝の匂いも。
「早いのね」
多分、居るだろうと予測していた姿を見つけて、ジュディスは目を細めた。
普段は流している黒髪を高い位置でひとくくりにし、まだ町の住民ですら起きてこないこの時間に、大分動いたのだろう上気した肌がほんのりと赤い彼...ユーリが剣を振るっている姿を認めたゆえだ。
ジュディスが声をかけるまでもなく此方の気配には気づいていた(そうだろう。ジュディスは別に気配を消して近づいたわけではない)ユーリは、ぶん、と風を切る音を立てて一度剣をふるい、そうしてその手を止めた。
「ジュディもな」
「私のは趣味よ、散歩が好きなの」
「バウルは元気そうか?」
「ええそうね、彼も今日は気分がいいみたい」
どうやら、バウルと話すために起きだした事も、彼にはお見通しであったらしい。そうか、と笑って見せる顔は少しばかりいたずらっぽい。
メンバーの子供面子とは中々出来ない言葉のじゃれあいを楽しみながら、ジュディスはつい、とユーリのまっすぐな黒髪に手をやった。
「髪、上げているのも似合っているわよ?どうして普段はしていないの?」
「あ?...そうだな、別にどっちでもいいんだが...あえて言うなら、肩がこる。短い時間ならいいけどな、重いんだよ」
「そうね、ユーリの髪はとてもまっすぐでしっかりとしているから、その長さなら結構な重さかもしれないわね」
もったいない、と言うのは心の中だけの呟きにとどめた。
男女関係なく、鑑賞に堪えるものは好きだと思う自分は別段少数派でもないとジュディスは思っている。
そして、女性としては少しばかりやっかみたいほどにユーリは整った顔立ちと、そして何より緑の黒髪と呼ぶに相応しい艶やかな黒髪を有していて。
それは、大分長い間旅に晒されてきたにもかかわらずさらさらとしたままで、まぁずるいとほんの少し悔しさも滲んでこようもの。
少し汗の玉の浮いた白磁の肌も、日焼け一つないものだから、化粧水片手にため息をついているエステルあたりがみたら「ずるいですユーリ!」と頬を膨らませるかもしれない。
「まぁな。...切ってもいいんだけど」
「あらそれはもったいないわ。せっかく綺麗な黒髪なのに」
「男に綺麗とか言われてもなぁ」
心の底からの言葉だったのだが、ユーリにはからかいにとられてしまったようだ。
少しばかり苦笑気味に上がる彼の口元に、あら心外ね、とこちらも笑みを口に乗せた。
「じゃあ今度いじらせて頂戴。...私は貴方の普段の髪型も好きだけれど、動きづらいときもあるでしょう?疲れないように上手く纏める方法、教えてあげるわ」
何気ない様子で行って見せれば、少し驚いたように目を丸くして(こんな顔をすると、彼は少し幼くなる)、そうしてから笑ったユーリは、じゃあ頼むわ。と返してくる。
本人公認であの黒髪に触る了承を得たことに心の中だけでほくそ笑むと、ジュディスはじゃあ、そろそろ私は戻るわね。と宿のほうに踵を返す。
「ジュディスの髪、綺麗だと思うぜ俺は」
戻りしな、卒のない言葉にあらお世辞かしらと笑えば、本心だ。とさらりと返してくるそれが少しばかりこそばゆい。
早起きは三文の徳、とはよく言うけれども。
(おつりがくるわね)
心の中で呟いて、ジュディスは、宿への道をたどるのであった。
あれ?ジュディユリ?(あくまでユーリを右に持ってきたい私)
いや、この二人のやり取り好きなんですよぅ。
わりかし大人の男性って結構テイルズって出てると思うんですけど。
大人の女性って居ないんですよね知ってました?
いや、ジュディスも十分若いですけどね。でも、雰囲気として大人なかんじ。
こんなやりとりって、あとやってくれるの、リフィル先生とかハロルドくらいかなぁ。と思うので。
なんとなく、言葉遊びをさせてしまいました。
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