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性懲りもなく書いてみる。
ではでは以下下げマッスル。
ではでは以下下げマッスル。
*うちのユーリさんはおっとこまえ
*レイユリ風味?
*凝り性ユーリさん
「ねぇユーリ君?」
「んだよ、おっさん」
「最近やたらとショートケーキだのクレープだのシャーベットだのプリンだの作るのは、もしかしなくともおっさんへの嫌がらせかしら?」
実のところ凝り性であるユーリ筆頭に、世界中どこでも(時に、ダンジョンであろうとも)出現し消えてゆくワンダーシェフという住所不定の謎人間から受け取るレシピを極め、新しい料理を生み出そうという流れになっていることを、別段レイヴンは否定するつもりは、ない。
旅においてはやはり食事と言うのは重要なものであるし、ただ栄養を取るだけではなく様々なレパートリーを持つことにより野営というストレスを軽減するという効果があるものなのだから、むしろ歓迎すべきものだとは思っている。
見た目はクールビューティ、中身は力一杯男前のユーリだが、その中身に反してなかなかの料理上手であり、また凝り性でもあるゆえ率先して料理当番を引き受けることが多く。
普段料理など自分では行わないエステルやリタなどに比べてかなりの腕を持っている事もあって、自然野営時の役割分担として、テントなどの組み立て、水汲み、枝を拾いに行くなどの役割は持ちまわりだが、簡易かまどの前にはすんなりとユーリが納まっている。
本日のメニューはお子様達のリクエストによるカレーであるらしく、味を見ながらスパイスを足してゆくその姿は正直新妻のようで大変に眼福ものではあったのだが(調理中は髪の毛が邪魔だということでポニーテールにしており、白いうなじがまぶしい)、本日の水汲み係兼調理補助に割り当たったレイヴンは、結構己にとっては死活問題でもある疑問をぶつけずにはいられなかった。
「あー...?ちょ、おっさん味見て。多分いいと思うんだけど」
が、ユーリはその疑問には答えることなく、小皿によそったほとんど出来上がりに近いカレーをぐいとレイヴンに突き出してきた。思わず受け取ってしまってからそれを口にして、きちんとスパイス調合から行っている故の味の深さに思わず感嘆の声を上げてしまう。
「ユーリ君、おっさんの嫁に来ない?」
「...身長的に俺がタキシードでおっさんドレスな」
結構本気が混じっていたセリフに淡々と返されて、半ば本気でがっくりと肩を落としたレイヴンを他所に、後は少し煮詰めればいいだろうと結論をだしたユーリはすでにポニーテールを下ろして調理器具の片付けに入っている。
「...大体の主食レシピはメシ時に作ればいいから熟練度も上がるんだけどさ」
片づけを手伝っていたレイヴンの横で、いきなりユーリが話し出すものだから何事かと横を向けば、特にこちらに視線を向ける事もなく汚れた器具をぼろ布でぬぐってゆくユーリの姿。
一瞬何の話かと思ってしばらく、自分が始めに発した問いへの答えだと気づいてレイヴンは、片付けの手を止めずに耳を傾ける。
「デザート系はさすがに、主食にゃあならねーし。ここまできたら全部極めたいっていうか?」
「...ユーリ君の凝り性は十分理解いたしましたよ」
戦闘ごとに甘味を作られては悶絶せざるを得ない現状は正直辛いものがあったが、手に入れたレシピをことごとく極めたユーリのお陰で充実した食生活をおくらせてもらっている身としては、最早プロ根性ともいえるこだわりにははいそうですかと頷くほかない。
まぁ、幸い夕飯などに甘味が出ることはないので、ここはユーリが全てのレシピを極めるまでの我慢なのだろう。
疑問に対する返答を得たところで、各人を夕食の席に呼び集めるべくかまどの前を離れかけたレイヴンの背中に、思い出したようにユーリは声をかけてきた。
「ま、作るたびにおっさんが死ぬほど嫌そうな顔をするのが楽しいってのもあるな。かわいいよな、おっさん」
振り向けば、きらめくほどにいい笑顔の美女。
コレは本心だろう。どこか頭の冷静な部分がそう分析するのを聞きながら。
(もしかして、マスターしても作り続ける気...?)
若干背中が冷えたような気が、した。
とりあえず、青年と呼ぶわけにも行かないのでユーリ君で固定。
ちなみにうちのユーリはダントツで料理マスター度が高いので(ほかメンツは、レシピ開発のためだけに料理させております)、思いついたお話。
甘味系統一気に制覇したときのおっさんの嫌そうな顔が大好きです(笑顔)
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